「親業訓練一般講座」を受講する前は、子どもの行動が受け入れられず、いけないと分かっていても怒ってしまい、自分を責め落ち込むけれど、どうしていいか分からず不安やイライラが募り、何かあるとまた更に子どもを怒ってしまう毎日でした。
子どもが委縮しているのが分かり、その姿を見て心が痛むけれど、どうすればよいのか分からない…という負のスパイラルに陥りとても苦しい状態でした。
受講して「行動の四角形」に整理することを知り、今までは起こること全て自分のことのように考えて苦しかったことが、整理し自他分離することでかなり楽になり、物事を客観的に見ることができるようになると怒りが少なくなりました。
その後「能動的な聞き方」「わたしメッセージ」「第3法」など順序立てて分かりやすく教えていただき、実践することで子どもへのイライラや子育ての不安が解消されました。
毎回具体的に子どもとの関わり方を教えていただき「ああこれで何とかなる…」と安心したり「次はこうしてみよう!」と意欲が湧いてきました。
しかし、受講したからすぐ身につくというものではなく、繰り返し実践していかなければ自分のものにはならないこと、また自分の本当の気持ちはどうなのか掘り下げて考えていく大切さを知り、自分の内面を見つめ直すこともできました。
受講中、子どもがかわいいと思えない時期がありました。「親業を勉強しているのにどうして受け入れられないの!もっと本を読んで理解しなくては!」と自分を責め、本やテキストを読み返してみるけれど全く頭に入ってこない状況でした。そんな時、先生や他の受講生の方に気持ちを聞いていただき、決して他の場では言えない本心を吐き出し、受け止めていただくことで乗り越えることができました。
講座は勉強するだけでなく、私にとって唯一本音を吐き出せる、評価されず受け入れてもらえる場でした。このような場所がひとつでもあるということは大きな安心感となるのですね。
私にとって大切な「親業」そして「おやほっと」のような場を子どもにも作ってあげたい。私自身も子どもにとってそんな存在でありたい。大切な子どもと「心の架け橋」を築きたいと強く思いました。
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